
上田市創業支援プラットフォームでは、今年度も「女性のための創業スクール2026」を+519worklodge(上田市技術研修センター)にて開催しました。
講座は全4回にわたり開催され、各分野で豊富な知識や経験を持つ講師陣をお迎えし、「人材育成」「経営」「財務」「販路開拓」の4つのテーマについて、実践的な内容を教えていただきました。
第1回の講座は【人材育成】。

LEGO® SERIOUS PLAY®メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテータである、
一般財団法人浅間リサーチエクステンションセンター(AREC)の尾島コーディネータによるワークショップが行われました。
冒頭では、受講者のみなさまに自己紹介をしていただいた後、LEGO® SERIOUS PLAY®メソッドを活用したワークショップを実施。
前半はスキルビルディングとして、レゴブロックを使用した作品づくりを通し、
「つくる+作品に意味を与える」というメソッドの考え方に慣れるワークが行われました。
作ったタワーのお気に入りのポイントや、自身の性格をレゴ作品で表現し、
作品に意味づけをして語るなど、楽しみながら自己表現を深める内容となりました。
後半では、「創業をする上で大切にしたいこと」「10年後の「理想像」をあらわす」
「明日からできること」など、一人ひとりが自分の『創業ストーリー』について語りました。

レゴを介して自己表現することで、普段言葉では表現しにくい心の奥にある想いや価値観が自然と引き出され、自身を見つめ直す貴重な時間となりました。
ランチ会・交流会には尾島コーディネータも加わり、気軽に質問や相談ができる交流の場となりました。
交流会では席替えも数回行われ、参加者同士多くの方とつながることができ、
名刺交換やSNSアカウントの相互フォローが行われるなど、盛り上がりました。
第2回の講座は【経営】。

前半は「軌道に乗りやすいビジネスは堅実な計画から」をテーマに、
日本政策金融公庫 長野支店 融資課長の奥間敦様による講義が行われました。
講義では、創業計画書の作成方法や創業時に押さえておきたいポイントについて解説いただきました。
創業前に整理しておくべき内容では、
事業内容・販売戦略・資金計画・収支計画の考え方について説明いただき、
あわせて日本政策金融公庫の創業融資制度についても分かりやすく紹介いただきました。
グループワークでは、創業計画書の事例をもとに、
「この資金計画で軌道に乗るだろうか」という視点から、サービス内容や販売ターゲット、
必要資金、売上計画について改善点を話し合いました。
身近な事例を通して具体的に考えることで、
創業計画書は重要な土台であることを学ぶことができました。

後半は「商工会議所・商工会って何をするところ?」をテーマに、
上田商工会議所 広域指導専門員の坂口竜一様による講義が行われました。
講義では、商工会議所が創業前の相談から創業後の経営支援をはじめ、
融資・補助金に関する情報提供や専門家派遣など、幅広いサポート内容について紹介いただきました。
また、創業に関する悩みや不安を気軽に相談できる、地域の頼れる存在であることをみなさまに知っていただく機会となりました。

第3回の講座は【財務】。
前半は「女性創業者が知りたいお金のハナシ」をテーマに、
合同会社ハルナツ代表の中澤ちあき様による講義が行われました。
講義では、創業にあたって避けては通れない扶養と社会保険・税金の関係、
青色申告のメリット・デメリット、記帳や仕訳の基本などの基礎知識について学びました。
さらに、iDeCoや小規模企業共済を活用した資産形成・節税や法人成りを検討するタイミングなど、
創業後を見据えた内容についても、ご自身の経験を踏まえながら丁寧に解説いただきました。
後半は「創業時に利用可能な補助金について」をテーマに、
Buddieate株式会社の高司浩史様による講義が行われました。
講義では、補助金・助成金・給付金の違いや、
申請に必要な基礎知識についてポイントをおさえながら学びました。

上田市・長野県で創業時に活用できる補助金のほか、小規模事業者持続化補助金をはじめ、
IT導入補助金などについても、分かりやすく紹介いただきました。
第4回の講座は【販路開拓】。
「どんな人に知って欲しい?どんな方法で届けたい?」をテーマに、
株式会社Seekcloud の丸山克俊様による講義が行われました。

講義では、「ターゲット」と「ペルソナ」の違いをはじめ、
年齢や性別といった属性だけではなく、価値観やライフスタイル、
抱えている悩みまで具体的に設定することの重要性について解説いただきました。
また、ペルソナを明確にすることで、事業の方向性や販売戦略、
情報発信の内容に一貫性が生まれ、必要とする人へ効果的に商品・サービスを届けられることを学びました。
ペアワークでは、お互いの事業内容を共有し、
第三者の視点から質問や意見を受けることで、
自分では気付かなかった新たな視点や改善点を発見する機会となりました。
全4回の創業スクールでは、受講者様同士の交流が大変深まり、
仲間が挑戦する姿や夢に向かって努力する姿勢に刺激を受けた方も多かったようです。
一人ひとりがそれぞれの「次のステージ」へ踏みだすきっかけとなる、有意義な時間となりました。
創業スクールに参加された受講者様からは、

同じグループの方から質問をいただくことで、自分の思いを言語化する練習ができました。

自分の強み弱みを再認識できた。

融資などの考え方や窓口が広がり、勉強になりました。

商工会議所がどんなところか、敷居が高く感じていましたが、
そんなことはないんだなと思いました。
上田市の商工会議所に行ってみようと思いました。

ブラッシュアップを事業サービスから計画や資金まで繰り返し考えることの大切さを学びました。

実体験をもとにした講義は、リアルで学びになりました!

分かりやすくボリュームのある確定申告のリアルなお話を頂き、
確定申告に不安を持っていましたが大変励まされました。
とても分かりやすく複雑な税金の話も頭にスっと入って来ました。

補助金と聞くと、申請するのが大変という印象がありました。
しかし、色々な種類があること。
助成金、給付金と補助金の違いも知ることができました。

今後事業を進めるにあたり使える手法を教えていただき、大変ためになりました。

今までは顧客となり得るターゲット層をある程度 想定していましたが、
ペルソナ設定として掘り下げる作業により、客観的視点から自身の事業内容について考える機会となりました。
と様々なご意見をいただきました。
今年度の「女性のための創業スクール2026」は6月26日をもって全4回の日程を終了いたしました。
ご参加いただきましたみなさま、誠にありがとうございました。
なお、講座内容を収録したアーカイブ動画の視聴申込は、引き続き受付中です。
当日ご参加いただけなかった方はもちろん、創業に興味のある方も、この機会にぜひご視聴ください。
【アーカイブ視聴申込はこちらからどうぞ】

また現在、「就職・創業のための伴走型デジタルスクール2026」も開催中です。
2027年2月まで開催を予定しております。
※定員に達し次第、募集を締め切る場合があります。予めご了承ください。
「過去のレポート一覧」では昨年度開催した
「伴走型デジタルスクール2025」のレポートもご覧いただけます。
ご興味のある方は、ぜひあわせてご覧ください。
これからも創業スクール・伴走型デジタルスクール・うえだ女子創業miniCafeをはじめ、
上田地域で活動されるみなさまに寄り添った講義やイベントを開催してまいります。
今後の活動もどうぞお楽しみに!
上田市創業支援プラットフォーム/
一般財団法人浅間リサーチエクステンションセンター(AREC)
小林真梨子