上田市創業支援プラットフォーム

Petit Businessプチ起業のススメ

プチ起業とは?

生活の都合上、どうしても「雇用されて働く」ことが難しい。
けれど、自分も社会とつながりたい、やりがいのある仕事を見つけたい。そう考える女性の間で、プチ起業は「新しい働き方」として注目を集めています。よく挙げられるのが、自宅でインターネット環境を利用して、webサイト制作やアプリ開発を行なったり、パンや料理の教室、エステやネイルのサロンを開いたり、手作りの作品をイベントやフリーマーケットで販売することなど。自分の特技や趣味を生かして働けること、子育てや家事などのスキマ時間を有効に活用できること、ビジネスを始めるにあたり、大きな開業資金や店舗、設備の必要がない、といったメリットがあります。

創業の種類

ビジネスを立ち上げるとき、「個人事業」で始めるか、「会社組織」にするかは重要な決定です。
個人事業なら、始めるのも撤退するのも手続きは必要なく、自分の経営判断で物事を進められますが、負債に対する責任の重さや資金・人材集め、税金などでは不利なこともあります。いっぽう会社組織では、立ち上げの段階からある程度の準備資金や設備投資が必要で、登記の手続きなども煩雑です。その代わり、取引での信用や税金などでは、個人事業よりも有利です。プチ起業をはじめ、手持ちの人材(自分のスキル)、モノ(今ある設備や道具)、お金で運営できるのなら、まずは個人事業でスタートし、のちに事業が拡大できそうなら会社組織へ変更するなど、自分の人生設計と事業プランに見あったステップアップを考えたいですね。

創業までの流れ

規模の大小に関わらず、ビジネスを成功させるには「なんとなく」が最大の敵です。
創業の前におさえておきたいポイントをご紹介します。

STEP1創業の決意

得意な技術や知識を生かし、収入を得たい。また自分の努力次第で発展させていける仕事をしたい。こんな思いが創業のきっかけとなります。「なぜ創業したいのか?」自分の足元を見つめ、現状把握をきちんと行いましょう。

STEP2事業アイディアの創出

自分の持つ事業アイディアが「ターゲットにニーズがあるか? 今の時流に合っている か? 競合との差別化ができているか?」を考えます。不足があれば、さらにアイディア を磨きます。

STEP3事業計画書の策定

創業に必要な経営資源を整理し、実行計画を立てます。金融機関などから融資を受けるために作成するケースが多いですが、自分の考えや事業の目的を明確にするためにも、 欠かせない作業です。自分のビジョンやビジネスの詳細を言葉で示す「経営方針」と、 開業後3年程度の売り上げや必要な経費、設備投資の計画などを明示した「数値計画」の 2つが必要となります。

STEP4開業準備

いよいよ開業のための準備。必要な物品、人脈の形成、宣伝活動など、スムーズにスタートできるよう、入念に準備を重ねましょう。

STEP5事業運営、継続発展

事業を立ち上げた後、継続して発展するためには「顧客の創造」、「改善・改良ができる仕組みの構築」、「目標を立て、実行することを繰り返す」の3点が大切になります。