上田市創業支援プラットフォーム

【第4回】起業家ネットワークセミナー 企業家×地域の宝探し 〜ドライフルーツ編〜

レポート2017.10.20

経営者としての思いを語っていただく「起業家ネットワークセミナー」。
2017年10月5日(木)に第4回を開催しました。

 

ゲスト:有限会社玉井フルーツ店 代表取締役 町田 和幸氏
ファシリテーター:一般財団法人浅間リサーチエクステンションセンター(AREC) 専務理事 岡田基幸

 

開催日時:2017年10月5日(木)14:00~16:00
開催場所:松尾町フードサロン

 

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■有限会社玉井フルーツ店 代表取締役 町田 和幸氏
上田市中央(松尾町商店街)のドライフルーツ専門店「有限会社 玉井フルーツ店」代表取締役。

大学卒業時に、高齢で病気の祖父が営む実家の果物店を継いでほしいと言われ、悩んだ末に帰郷。

清算を請け負うつもりで継いだが、店を切り盛りしながら学生時代に漠然と抱えていた「全国に

上田をPRできる商品はないか」という思いを形にすべく、地元産・国産の果物を、上田の乾燥

した環境で加工するドライフルーツの製造販売に乗り出す。新事業に手応えを感じ、祖父から店を

買い取る形で2006年「有限会社 玉井フルーツ店」を創業。国内第1号のドライフルーツを生業と

する店であること、良質な素材と高度な加工ノウハウが評価され、国内のドライフルーツ市場で

大きなシェアを獲得している。

 

 

イベント前半はゲストである町田さんとファシリテーターの岡田による対談形式でトークを展開

しました。

 

 

 

上田でドライフルーツを作ろうと考えたのは学生時代

 

学生時代、当時住んでいた横浜で開港150周年に伴い、絹の歴史が紹介されていた際に長野県や

上田市について触れられていないことに悲しさを感じたという町田さん。

何か「〇〇と言えば上田」というものを作りたいという気持ちになったのが、そもそもの始まり

だったそうです。それがなぜドライフルーツになったのかというと、上田の乾燥した気候を活かarec_1005_36 のコピー

せるのではないかという発想から。当時、町田さんの実家は果物屋。だからこそ思いついたアイ

デアだったと言います。

 

 

 

 

起業をするよりも企業として成長させていくことのが大変だった

 

起業時に苦労したことは?という問いに対し、「起業時は苦労があまりなかった」と町田さん。

町田さんがドライフルーツ作りに着目した当時、国内にドライフルーツのメーカーがなかった

そう。そのため、当初は研究・開発の繰り返しと無我夢中で、それらを苦労だと感じたことは

なかったそうです。

また、当時町田さんは20代。「若さもあり、分からないことがあったら恥ずかしがることなく、

人に聞いて教えてもらっていた」そう。

起業をするよりも、企業として成長させていくことのが大変だったそうです。

町田さんがドライフルーツを作るきっかけとなったのは「上田といえば」と言えるものを作ること。

この思いは企業として軌道に乗った現在も変わらずだそう。

認知度は少しずつ上がっているが、まだ上田を背負っているとは言えないと町田さん。

今後もこの思いを胸に頑張っていきたいと力強く語ってくださいました。

 

 

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若い人たちの持つイノベーションや「より良い社会を作りたい」という思いを大切にしたい

 

企業の取り組みの1つでもあるインターンシップについても伺いました。町田さんが経営を

されている「玉井フルーツ店」では学生のインターンシップを受け入れており、4年間で7名

の学生を受け入れています。

インターンシップを受け入れている理由は、町田さんも学生から起業をしているからとのこと。

学生を否定するというのは、過去の自身を否定するのと同じこと。そのため、積極的に受け入れ

ているそうです。

また、学生の意見や価値観を企業に取り入れていきたいと町田さん。

若い人たちの持つイノベーションや「より良い社会を作りたい」という思いを大切にし、彼らの

アイデアも良い点はどんどん企業に活かしたいと考えているそう。

「歳を重ねるごとに遠慮をして言えなくなることも増えてくるが、若い人は遠慮なくガツガツ

言ってくれるのも良い」と学生のインターンシップならではのメリットも話してくださいました。

 

 

“思い”が強い人は創業するべき

 

これから創業したいという人に対して伝えたいことは?という問いに対し、「“思い”がないなら

やめた方が良い」と町田さん。arec_1005_58 のコピー

「経営者、起業をするという響きに憧れを感じることもあると思うが良いものではない。サラ

リーマンをやっていた方が良かったと思うこともある。」

起業するということは、看板を背負うということ。家族と一緒に過ごす時間を削ることも

あるし、お金にならない部分の労働もあると、経営者としての大変な一面も教えてください

ました。

経営は思いがないとやれない、だからこそ思いが強い人はやるべきだと町田さんらしいエールを

送って下さいました。

 

 

イベントの後半は参加者の方からの質問に答えていただいたり、交流する時間を設けさせて

いただきました。

 

 

経営理念は「社会に貢献することで利益を得る」

 

「玉井フルーツ店の経営理念を教えて欲しい」「補助金を活用したことはあるか?」という

質問が参加者の方からあがりました。

経営理念は「社会に貢献することで利益を得る」だと町田さん。この理念は町田さんが起業を

した25歳の時に掲げたものだそう。

また、補助金は今まで申請をしても通ったことが1度もなかったとのこと。それが今回、10年目

にして初めて補助金が出たそうです。補助金の申請目的は「ホームページの作成」。こちらを活用して

ネット販売の準備を行っているとのことでした。

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座右の銘は「点を取りに行く会社でありたい」

 

経営、そして上田に対する熱い思いを語って下さった町田さん。

座右の銘は「点をとりにいく会社でありたい」。

「ドライから点をとってトライ」という言葉に岡田も「座布団1枚!」会場からは拍手も起こり

ました。

ゲストの町田さんと参加者の交流会の前には、町田さんによるドライフルーツを使ったスイーツ

作りのデモンストレーションも急遽開催。町田さんが作ってくれた美味しいスイーツを食べつつの

交流会となりました。

参加者の方たちからは「あっという間で楽しかった」「分かりやすくためになる話だった」という

感想を頂きました。ご参加くださいました皆様、ゲストの町田さん、大変ありがとうございました。

(野々村奈緒美)

 

 

★次回のお知らせ★

 

『起業家×地域の宝探し 〜人材編(起業=現実編)〜』

ゲスト:株式会社ヒューマンインデックス 代表取締役社長 堀内 和彦氏

ファシリテーター:一般財団法人浅間リサーチエクステンションセンター(AREC) 専務理事 岡田 基幸

日時:2017年11月2日(木)14:00〜16:00

会場:松尾町フードサロン

参加費:会場でドリンク1杯をご注文ください。

 

【堀内 和彦さんプロフィール】

上田市常田に本社を置く「株式会社ヒューマンインデックス」代表取締役。17歳で上京後、様々

職種を経験して得たメンターとの出会いに刺激を受け、23歳で起業。『人と企業の良き出会い

創出する』をミッションに掲げ、働く人の人間性やワークライフバランスを尊重した就職・転職

支援や企業の採用代行など、従来の人材派遣業にとどまらない総合的なマッチングサービスを提供

している。また自身がプロサッカー選手を志していた経験から、北信越1部リーグ所属のサッカー

チーム「アルティスタ東御」など4チームのクラブ運営も手がける。

 

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