テーマ:『ビジネスプラン発表会』
日 程:10月1日(土)週末コース、10月27日(木)平日コース
いよいよ最終日、各自の事業計画書を発表する第十回。
今まで講座をしていただいた先生や金融機関の方々を前に、
週末・平日コース共に緊張した空気が流れる中で発表となりました。
午前に第九回プレゼンテーション力向上研修を受講し、
お昼の時間を挟んで午後発表となった週末コース。
イラストで活動や企業の魅力を伝えよう、という自分の得意を活かした提案。
長年の勤務から必要性を感じたという障がいのある方への雇用アドバイザーという仕事など。
自身の経験や体験を基にした計画が多く、
皆さん緊張しながらも、1人2分半という持ち時間では話し終われない、
自分の思いを伝えたい!という熱意が溢れていたように思います。
第九回の同研修から一週間の時間をおいて発表を迎えた平日コースでは、
スライドややりたいことの実演、作品を持参するなど、
この日のために準備してきた様子が見られました。
革製品や造花のブーケなど、実際の商品を見て、
「お~!」と声の漏れる場面や、
絵本セラピーを行っている方の実演など、
緊張した空気の中にも温かさを感じる発表が続いたように思います。
発表後の総評では各先生方からも、
・地域の問題点や困り事など女性ならではの視点を強く感じた。
・実現すれば、地域や社会がより良いものになるだろうと思う。
・発想豊かで、心温まる印象を受けた。
・なぜやるのか、何をやるのか、もっともっと突き詰めていってほしい。
・資金や時間など、自分の夢の見積もりを具体的に立ててみてほしい。
・まだスタートに立ったばかり、すぐにスタートすることは難しいかもしれないが、
バランスを見つつ長いスパンでとらえていってほしい。
など、心強く、そして厳しくも優しさの詰まったお話を頂きました。
ARECと共にこのスクールを企画し支えてくださった小林さんからは、
県下初だった女性の創業スクール。
中には、厳しく苦しい時もあったかもしれません。
会社員として、妻として、母として、
様々な役割を持つ皆さんが集まり共に学んだこの時間。
今後もいろいろなことがあると思いますが、
専門の先生方に相談したり、出会った仲間と励ましあったり、
起業を一つの選択肢として、
更により良い人生を過ごしてほしいと思います。
とお話を頂き、
最後は一人ずつ修了証書授与を行い、おしまいとなった創業スクール。
これからの不安と希望の中に、
やり切ったという達成感がにじむ皆さんの顔が印象的でした。
その後、週末コースは信州大学の学食へ、
平日コースはHanaLab.UNNOに会場を移して懇親会が行われました。
美味しい料理とアルコールも用意され、終始にぎやかだった両会場。
発表会では緊張して話せなかった、
そして時間が足りずに伝えきれなかった思いや考えなど、
ざっくばらんに楽しく話せる良い機会だったとの声が多く聞かれました。
平日コースの懇親会では、
パン教室やお菓子工房の運営を目指している方から、
商品の差し入れやモニター依頼があり、更に話が弾みました。
8月から約2か月間という長期にわたる、創業スクールが終焉を迎え、
東信地区にお住まいの多くの女性が、
創業に関心があるということを再認識することができました。
本格的な起業から「プチ起業」「サロネーゼ」まで幅広い起業を応援する今回。
ビジネスの基本を学べる講座をプログラムしたため、
難しい講座もたくさんあったかと思います。
それでも、申し込んで頂いた受講生のほとんどが、8割以上の出席率で、
創業したい!そのために学びたい!という意欲や活気がすごく、
運営側が圧倒されてしまうくらいでした。
今回初めて女性のための創業スクールを運営してみて、
受講生の意欲を感じられたとともに、反省点がいくつか浮かび上がってきました。
この反省を活かし、これからも上田市では、安心して創業できる環境を整えていきたいと思います。
今回の事業にご協力頂いた皆さん、本当にありがとうございました。
そして最後に、女性のための創業スクール受講生の皆さんが、
有為な経営者となることをお祈りしております。