テーマ:『プレゼンテーション力向上研修』
講 師:三井住友海上火災保険株式会社 営業推進部 法人開発室
課長 岩﨑健二さん
日 程:10月1日(土)週末コース、10月19日(水)平日コース
プレゼンテーション、
と聞いて、どんなことを思い浮かべますか?
日常の中では、あまり耳にしない言葉かもしれません。
しかし、「嫌だ!」という子どもを説得したり、
夫に頼みごとをしたりする会話も、実はプレゼンテーションの一つ。
自分の思いを伝え、相手の心を動かす。
そして、相手の行動や態度を変えることができれば、
そのプレゼンは成功だと、講師の岩﨑さんは仰います。
テレビショッピングを思い出してみてください。
「ちょっと気になる、と思って見はじめ、
気が付いたら購入のための電話をかけていた。」
なんていう経験はありませんか?
あの喋り方には、
プレゼンテーションの技術が、多数使われているそうです。
その基礎となるのは、
『ビジネスコミュニケーション』と呼ばれるスキルです。
具体的には、
・言いたいことが明快で簡潔であること
・全ての発信に一貫性があること
・前後関係をはっきりさせること
・名刺交換など基本的な礼儀
・確認を怠らないこと
・論理的な構成であること
・苦情など、衝突の回避
などが挙げられます。
これらを踏まえた上で、まず初めに、
自分が今まで見た、うまいなと感じたプレゼン、
聞いていていまいち伝わってこなかったプレゼンを、
それぞれ洗い出すワークを行いました。
その後で、ではプレゼンテーションには、
具体的にどのようなテクニックがあるのかを教えて頂いた、今回の講義。
中でも、
「このサービス(商品)がなかったら、どのようなことが起きてしまうのか」
という、想定を話すホラーストーリー、
「本日限定!業界唯一!」といった希少価値を高めるレアストーリー。
この二つに関して、
多くの受講者さんが真剣にメモを取っていたように思います。
途中のワークでは、5、6人ずつに分かれ、
「頑固な日本料理店の店主に、
生花の宅配サービス導入を促すプレゼンテーション」
を考えるという課題が出されました。
「造花は誇りが付きやすい」「マンネリ化してしまう」
といったホラーストーリーや、
「今なら一週間だけ、お試しできます」といったレアストーリーなど、
講義中に出てきたテクニックを実際に使い、
皆さん楽しそうに話を膨らませていた姿が、印象的でした。
1対1の場合やクレーム対応、緊張の取り方など、
様々なスキルを教えて頂き、おしまいとなった今回の講義。
最後に、岩﨑さんがおっしゃっていた、
「プレゼンテーションは誰にでもできる。
必要なのは能力ではなく、ちょっとの努力であること。
何より本当のゴールは、
いかにして相手にアクションを起こさせるのかであること。」
この言葉を胸に、
皆さん、最終回の事業計画発表を迎えられたのではないでしょうか。
講義で教えて頂いたスキルが、今後の事業や日常生活の中でも、
皆さんの役に立つことを願っています。