テーマ:『パーソナルブランド育成法』
講 師:ブランディング戦略コンサルタント/自分メディア改善コンサルタント 松下一子さん
日 程:10月15日(土)(午前)【第一回】
「お客様は神様ではない、と私は思っています。」
来てくれる方は誰でもありがたい!
果たしてそれは、本当ですか?
どんなお客様でもと受けた結果、自分が満足のいく仕事ができないと、
それはイコール、お客様の満足も少ないことにつながり兼ねません。
そうなってしまうと、せっかくお客様に来ていただいても、
双方にメリットがありませんよね。
お客様があなたに期待するイメージと、
あなたがお客様からこう思われたい、と期待するイメージ。
この双方をイコールに近づけるためには、どうしたらいいのでしょうか。
「ぜひ、あなたから買いたい!」と思ってもらうこと、
まずはリピーター、いずれは顧客になってもらうこと、
そのために大切なことは何でしょうか。
冒頭に書いた「お客様は神様ではない」。
これも考え方の一つです。
来てほしいお客様に届けていくことはもちろん大切ですが、
来てほしくない、苦手なお客様に自然にスルーしてもらうことは、
それ以上に大切だと、松下さんは仰います。
例えば、受け取り手として、
「男性向けサービス」と書かれた場合と、
「女性お断りサービス」と書かれた場合。
前者の記載であれば、「あ、私は対象じゃないんだな」
くらいの感覚で、女性の方もスルーが出来るのではないでしょうか?
こうやって自分のベストを尽くせる環境で、
お客様に「私が選ばれる理由を伝え続けていく」こと。
これもパーソナルブランディングの一つと言えるそうです。
「今まで私はちゃんと伝えられていたのか不安になった。」
そして、
「これから始める今、まさに知りたい内容だった。」
という感想が多かったこちらの講義。
3つの質問に、簡潔に答えられるかのワークでは、
あなたは何をしてくれる人?
狙う市場はどこ?
なぜ、それをあなたにお願いするといい?
という問いに、皆さん迷いながらも、ペンを動かしている姿が印象的でした。
自身も、昔はイメージと現実の間でたくさん迷い、
モヤモヤし、悩んできたという松下さん。
自身の経験からくる言葉を聞けるのは、
本当に貴重な機会だったのではないかと思います。
物を売ることは、商品があるため説明がなくてもわかりやすいですが、
見えないサービスは商品を見せられません。
チラシやWEB、SNSなど、なにか商品に代わる説明を作ること。
差別化したい時でも、同業他社ではなく、お客様としっかり向き合うこと。
それらを全部考慮した上で、一貫したロゴやカラーなど、
自分ならではの「イメージ」を、こだわって作っていけたらと思います。