テーマ:『会計の基礎知識』
講 師:あがたグローバル税理士法人 松橋丈雄さん
日 程:9月10日(土)週末コース第5回、9月14日(水)平日コース第4回
事業を始めようと思った時、きっと誰もが考えるであろうお金のこと。
自分のサービスや商品を提供するには、いくら経費がかかるのか。
どのくらいの利益を出せば、経営が成り立っていくのか、など。
お金に関して考えておくべきことは、たくさんあります。
その中でも、まずやるべきことは何なのか、そして、なぜそれが必要なのか。
聞きなれない専門用語も多くある中、一つ一つ、丁寧に講義が進みました。
事業とプライベートの財布を分けること。
手持ちの現金と、現金出納帳の残高は毎日照らし合わせること。
売上代金や売掛金、締日や手持ちの資金など、
自身の資金繰り計画を立てること。
そして、しっかりイメージすること。
損益計算書と貸借対照表の見方を知っておくこと。
この5つが大切なポイントだと、講師の松橋さんは仰います。
どこでいくら使い、いくら入ってきたのか。
結果、赤字になってしまったのか、それとも黒字なのか。
現金の流れは、すぐに見えにくくなってしまうため、
お財布を分け、毎日管理をし、計画を把握しておく。
こういった準備と毎日の作業が、大切になってくるようです。
具体例を交えながら、結果、こんなメリットがあると教えて頂いたことで、
受講者の皆さんからも、
「苦手意識が強かったが、わかりやすかった」といった声が、多く聞かれました。
苦戦した、との声が多かったのは、損益計算書と貸借対照表。
作ること自体は、ソフトを使って簡単にできるそうですが、
その見方を知っておくことで、
自分の事業が今、どうなっているのか等を把握することができるそうです。
開業前、始まってからの一か月、一年、
それぞれの資金の流れをどう計画するか、の講義を受け、
前半最後は、自身の資金計画を考えるワーク。
立てた計画をシェアすることで、
自身のやりたいことが、また更に明確になったのではないでしょうか。
休憩を挟み後半は、実際の帳簿の付け方、そして確定申告の仕方など。
実際の会計の現場でも使われるという記帳方法のワークもあり、
「単語は難しいけれど、やってみたことで、できそうな気がしました。」
という方が多かったように思います。
簡単なチェックテストと、収支計画表のポイントを教えて頂き、
おしまいとなった今回の講義。
耳馴染みのない単語、初めての学習は、大変なこともあるかもしれません。
会計ソフトやサービスなど上手く利用しつつ、進めていきましょう。