上田市創業支援プラットフォーム

【レポート】「女性のための創業スクール 2018」SNSコース・第4回

レポート2018.08.20

テーマ:実践してみよう! ビジネス用Facebook

講師:合同会社キップル マーケティングプランナー 吉田 達矢

日程:7月25日

 

 

創業を考えている、またはすでに創業した女性が、経営者に求められるスキ

ルやノウハウを学ぶ「女性のための創業スクール」。2018年度の新講座「S

NSコース」では、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を使った実

践的なPRやカスタマーサービスを全6回のカリキュラムで学びます。
第2~6回の講師を務める吉田達矢さんは、30年以上大手企業などの広告制

作に携わり、現在はウェブを軸にマーケティングプランナーとして活躍され

ています。
第4回は、前回基礎の知識と個人アカウントの取得方法を学んだFacebookの

ビジネス活用法。パソコンを使い「Facebookページ」を作成する演習を軸に

講義が進められました。

 

 

[講義の概要]
1.Facebookページを作ってみる
2.投稿のコツ
3.Facebook広告のメリット

 

 

[1.Facebookページを作ってみる]180725_0009 のコピー
第3回の講義で登場した「Facebookページ」。個人のアカウントから作れる、

会社や団体、商店など“個人ではない集団”の情報を提供する場所です。無料で

作成・運用でき、ビジネスの情報をSNSで発信できます。

 

●前回のおさらい・Facebookページのメリット●
・一人のアカウントで複数のFacebookページを持てる
・管理は複数の人が行える
・Facebookにアカウントを持たない人も閲覧できる
・GoogleやYahoo!の検索結果にも表示される
・投稿内容やページそのものをFacebookの中で広告宣伝できる(有料)
・投稿の作りだめや、任意の日時に投稿の予約ができる。

 

自分のアカウントの画面から「Facebookページを作成」というボタンを押す

と、Facebookページの作成画面に入れます。チュートリアルに従って、以下

の項目を埋めていけばOKです。

 

・ページの名称(店名や屋号など)
・ビジネスのカテゴリー(スマートフォンからだと変更できないので慎重に)
・プロフィール画像、カバー画像(企業ロゴや商品画像、PRのキービジュア

ルなど)
・ビジネスの簡単な説明文
・ページを見た人にとってほしいアクション(メッセージを送る、電話する

など)の設定

 

Facebookページは作成と同時に「公開」されるのが基本設定ですが、作りか

けの間は「非公開」ページに設定しておくのもポイントです。

Facebookページの作成はスマートフォン、パソコンのどちらでもできますが、

スマートフォンなら管理専用アプリ「Facebookページマネージャー」がオス

スメだと吉田さん。Facebookアプリより、投稿の作業や管理がしやすいそう

です。

 

 

[2.投稿のコツ]38492391_546128075804864_7893759365851643904_o のコピー
Facebookページが作成できたら、自分の「友達」にその存在を知ってもらわ

なければなりません。個人のアカウントで作成したFacebookページに「いい

ね!」をしてニュースフィードに表示する、友達にフォローや「いいね!」の

リクエストを出す、などのアクションが必要です。
ここで避けたいのは、作成したFacebookページを見てもらえた→なにも投稿

がされていない→興味があったのにがっかり→「いいね!」してもらえない、

というパターン。そうならないために、Facebookページの公開前に10本ほど

投稿のストックをしておいて、と吉田さん。10本すべて独自の投稿にするのは

大変、という場合は、例えば関連のあるニュースの引用やシェアでもいいのだ

そう。
見る人に「このFacebookページは動いている、新しい情報が出ている」とい

う印象を持たせるのが大切だといいます。予約投稿などを上手に活用して、

継続的に投稿することを心がけましょう。

また、ビジネス目的のFacebookページだからといって、すべての投稿が「商

品・サービスの広報」ではターゲットに響きません。これまでの講義で学んだ

とおり、SNSは「情緒的価値(おいしい、楽しい、など)」への共感を伝える

のに適したツール。意識して投稿内容を下記の3パターンに分類します。

 

・一般的な情報(商品との関連性が低い日々の話題)
・ブランドに関連する情報(商品を使った料理や景色など)
・ビジネスの広報、マーケティングに関する情報(新製品の告知やキャンペー

ンなど)

 

SNSで重要視されるエンゲージメント(投稿に対する反応)を築くためには、

一般的にこれらを「4:4:2」の割合で投稿するのが最適だと言われている

そうです。

 

 

[3.Facebook広告のメリット]
WEBやSNSで情報を集める人は増加していますが、自分のビジネスが想定す

るターゲットが、そこに当てはまらない(能動的に情報を集めない)層の場

合は、SNSからの情報が伝わりにくいのも事実です。
「SNSで発信される情報は、賞味期限が短い」と吉田さん。例えばFacebook

の場合は、ある投稿が誰からも「いいね!」されないまま3時間経過すると、

ニュースフィードへの出現はほぼ終わるといいます。また、何件か投稿して

も「いいね!」がつかない状態が続けば、ユーザーのタイムラインに出にく

くなってしまうそう。Facebookページの「インサイト」機能を使えば、「い

いね!」を得やすい投稿内容や時間帯などを推測することができますが、初

心者にはハードルが高いと感じるかもしれません。180725_0034 のコピー

こうした場合に検討したいのが、「自分のFacebookページを、想定するター

ゲットのニュースフィードに“広告”として表示する」方法。従来の検索広告や

バナー広告と違い、1週間数千円~と広告宣伝にかかるコストが安く、かけた

費用に対して効果が検証できるツールがあるなど、メリットはいくつもあり

ます。
もちろん、PRするFacebookページに「いいね!」したいと思わせるストー

リーやビジュアルがあることが大前提。まずは自分のビジネスを、想定する

ターゲットにどう伝え、その後のアクションに誘導するかをきちんと詰めて

おく必要があります。

 

ここまで2回にわたってFacebookのビジネス活用法を学んできましたが、い

かがでしたか。
次回は日常での使用頻度も高いSNS「LINE」のビジネス版、「LINE@」に

ついての講義

「ダイレクトマーケティングの新常識! はじめてのLINE@活用法」

です。お楽しみに!

(office晴文堂 山本里つ子)

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