上田市創業支援プラットフォーム

【レポート】「女性のための創業スクール 2018」SNSコース・第3回

レポート2018.08.20

テーマ:仕組みがわかる、仕事で使える!はじめてのFacebook

講師:合同会社キップル マーケティングプランナー 吉田 達矢

日程:7月18日

 

 

創業を考えている、またはすでに創業した女性が、経営者に求められるスキ

ルやノウハウを学ぶ「女性のための創業スクール」。2018年度の新講座「S

NSコース」では、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を使った実

践的なPRやカスタマーサービスを全6回のカリキュラムで学びます。
第2~6回の講師を務める吉田達矢さんは、30年以上大手企業などの広告制

作に携わり、現在はウェブを軸にマーケティングプランナーとして活躍され

ています。
第3回のテーマは、国内のアクティブユーザー数が2800万人(2017年時点)

のSNS、Facebook。その仕組みとビジネスでの活用法を学びました。

 

 

[講義の概要]
1.Facebookの仕組み
2.Facebookの基本

 

 

[1.Facebookの仕組み]
アメリカで学生同士の交流ツールとして誕生したFacebook。現在、世界最大P1050033 のコピー

のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)です。国内では20代~

60代まで利用者の年代層が広く、自分の近況を投稿したり、友人とのコミュニ

ケーションに使っている人も多いのではないでしょうか。
Facebookには個人の情報を投稿・閲覧するだけでなく、そのアカウントを持

つ人が関わるビジネスの情報を発信したり、任意のグループのメンバーだけ

でコミュニケーションできる機能があります。こうした機能をビジネスのPR

や、ターゲットへのアプローチに積極的に活用しましょう、と吉田さん。

Facebookの個人アカウントから発信できることは、下の4つです。

 

①タイムライン(個人の自己紹介)
アカウントの持ち主の情報を表示する場所。本名、プロフィール写真、これ

までの経歴や、どんな仕事をしていて、誰と友達なのかなど、公開できる情報

は多岐に渡ります。ただし、どこまでオープンにするかは自分の意思で設定で

きます。なお、Facebookのアカウントは実名登録が原則。企業名(※後述の

「Facebookページ」とは異なります)や偽名、他人になりすましての登録は

NGです。

 

②ニュースフィード(自分の興味がある情報)
Facebookユーザーが、アプリ上で通常目にする画面が「ニュースフィード」

です。友人の投稿、自分が「いいね!」したFacebookページやグループの

投稿、自分をターゲットにした広告などが表示されます。ニュースフィード

には「いいね!」した人が多い投稿ほど、「有効な情報」として上位に表示

されます。

 

③Facebookグループ(ディスカッションできる場所)
Facebook上の「友達」から任意のメンバーが参加して、投稿に対してコメン

トしたり、写真や動画、書類などを共有できる機能。こうしたやり取りを

「公開(誰でも検索・参加できる)・非公開(検索はできるが内容はメンバー

でないと見られない)・秘密(検索できず、グループメンバーの招待がないと

参加できない)」の3段階に分けられるのが、通常の投稿と異なります。ビジ

ネスでは、一定の条件を満たした顧客を招待し、新商品の意見を聞く、などの

使い方が想定できます。P1050037 のコピー

 

④Facebookページ(会社や団体の情報)
個人のアカウントから作れる、会社や団体、商店など“個人ではない集団”の

情報を提供する場所。見た目は個人のタイムラインとほぼ同じですが、ビジ

ネスの情報発信には以下のようなメリットがあります。

 

・一人のアカウントで複数のFacebookページを持てる

・管理は複数の人が行える

・Facebookにアカウントを持たない人も閲覧できる

・GoogleやYahoo!の検索結果にも表示される

・投稿内容やページそのものをFacebookの中で広告宣伝できる(有料)

・投稿の作りだめや、任意の日時に投稿の予約ができる。

 

このFacebookページの作り方、活用法は、第4回の講義レポートでもご紹介します。

 

 

[2.Facebookの基本]
基本の知識を学んだところで、講義では実際にFacebookのアカウントを取得

する演習を行いました。

アカウント取得に必要なのは
・電話番号またはメールアドレス
・本名
・パスワード
・生年月日
ですが、「ビジネスで活用する場合はもう少し材料を揃えましょう」と吉田さん。
それは
・プロフィール写真
・自己紹介の文面
のふたつ。
商品やサービスをFacebook上でPRする場合、あなたの投稿を見て興味を持っ

た人は、「こんな商品やサービスを提供しているのはどんな人だろう?」と

情報を得ようとします。その時に、あなたが想定したコミュニケーション・

ターゲット(※第2回のレポート参照)に響く写真やプロフィールがあれば、

「いいね!」やフォローを得られる可能性はぐっと上がる、と吉田さんは話

します。P1050049 のコピー

アカウントを取得できたら、続いて以下のアクションを実行します。
・Facebookに参加している知人・友人と「友達」になる
・興味のある団体や企業、好きな場所やお店、人などを見つけて「いいね!」

する
・文章、写真や動画を投稿する
・チェックインする(今いる場所、自分がビジネスを行う場所など)

これらのアクションを行うことで、あなたの投稿を見る(インプレッション)

人が増え、「いいね!」やフォローを得られるチャンスが増えます。
なお、Facebookでは個人情報の扱いや「友達」への情報公開の範囲などにつ

いて、細かな設定を行うことができます。登録はスマートフォンでも簡単に

行えますが、パソコンで作業した方が理解しやすいものもあるそうです。

今回の講義はFacebookの基本から、スマートフォンを使って個人のアカウン

トで投稿するところまでを学びました。

 

次回の講義はいよいよ「実践してみよう! ビジネス用Facebook」です。

お楽しみに!

(office晴文堂 山本里つ子)

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