【第5回】目の女性起業家ネットワークセミナーを、
10月4日(火)に開催しました。
上田市で活躍する女性起業家同士の対談企画、第五弾!
今回の対談者は、
鳥羽麻里さん(アトリエRoseMary主宰)
武田紗知さん(Salon de Sasha主宰)
目黒正子さん(Natural Kitchen主宰)
ファシリテーターは、柳澤由香さん(株式会社プチボヤージュ 代表取締役)
テーマは、「サロネーゼ」です。
サロネーゼとは、主に自宅の一室をサロンとして、
お料理やお花などの教室を主宰する女性のことを言います。
2010年あたりから一般に知られるようになったサロネーゼ。
自分の「好き」を仕事にしつつ、
さらに学びを深めていく姿は、憧れている方も多いかもしれません。
今回は、そんなサロネーゼとして、市内で活躍している三人の方にお越しいただきました。
物心ついたころからお花が大好きだったという、鳥羽さん。
インテリアの仕事の傍ら、ずっと趣味として
フラワーアレンジメントなどを続けていたそうです。
そんな鳥羽さんが、サロンをオープンしたキッカケは、
第四子を出産した時に、自身の人生を考えたことだったと言います。
現在は自宅で、花嫁様のための花冠やブーケの教室、
四季を楽しむ教室などを開催されています。
また、花束を加工して残して置けるアフターブーケ加工、
押し花ブーケも大人気で、現在は2か月先まで予約が埋まっている状況だそうです。
プロポーズや記念日にもらった花束を、綺麗なままそばに置いておけたら素敵ですよね。
自分が作っているときはもちろん、
教室に来てくださる方のできた時の感動、喜びを共有できること、
式の後で届く声や写真が、やりがいになっていると仰っていました。
ポーセラーツという、上田ではあまり聞きなれない習い事。
そのサロンを主宰しているのが、Salon de Sasha主宰の武田さんです。
白い陶磁器をキャンパスに、
転写紙というシールのような紙を自由に貼り付け、お釜で焼き上げるポーセラーツ。
もともと手先が器用だったわけでもなく、
たまたま出会った先生と作品に魅了されて資格を取得、
サロンをオープンさせたそうです。
長野ではあまり認知されていなかったポーセラーツ。
知ってもらうための工夫、不安や周囲の協力など、
今後、サロンを開くことを考えている方にはとても参考になったのではないかと思います。
中でも、
「ここは長野県であって、都会とは違うという事を忘れない」
「夢の実現に向けて、そのカケラである目標は常に持ち続ける」
など、実体験があるからこその言葉は、多くの参加者さんがメモを取っていました。
三人目は、Natural Kitchen主宰の目黒さん。
子育て中に通ったパン教室がキッカケで、
自宅で友達にパン作りを教えるようになったのが始まりだったと言います。
何よりも家族を大切にし、
「見てきれい、食べておいしい、楽しく元気になれるお料理教室」
をモットーに現在まで14年間、サロンを続けていらっしゃいます。
昨年からネット発信も始め、
今では新潟からも生徒さんがいらっしゃるという教室のホームページは、
「見てきれい」の言葉通り、鮮やでおいしそうな写真が並びます。
生徒さんから元気と勇気をもらって、不安の中、育ってきたという目黒さん。
今度、夢だったカフェと、教室専用のキッチンをオープンすることになったと、
楽しそうにお話してくださいました。
対談では、自宅をサロンにするからこその、
こだわりや工夫もたくさんお聞きすることができました。
立地はあまり気にしなかったそうですが、
皆さん共通して仰っていたのが「駐車場の確保」。
少人数のみなのか、いずれ大人数の受け入れも可能なのか、
長野県では外すことのできない条件と言えそうです。
また、玄関の雰囲気、扉を開けた時の第一印象、香り。
「生活感はなるべく出さず、非日常を味わってもらいたい」
という言葉も皆さん共通だったように思います。
最後に、好きを仕事に、継続していくための秘訣や要素を3つ教えてください、との問いに、
「自分自身」「技術」「好きという気持ち、初心」
「目標を持ち続けること」「人とのつながり」「健康」など、
それぞれ、たくさんの思いが詰まった言葉を頂いた今回の対談。
参加者さんが、終わった後も、熱心に話を聞く姿が見られ、
夢の実現に向けて、一歩近づけた方も多かったのではないかと感じます。
「対談場所の紹介」—————————————————————–
今回の対談場所は、最近ちまたで話題の「Cafe bosso」さん。
こちらのオーナーも女性で、第二回の対談で登壇していただきました、
堀内春香さん。
青い壁がとっても目を引く、カフェ。
目玉のコーヒーの香ばしい香りが漂い、天井が高く、
日常を忘れてゆっくりできるカフェです。
ぜひ、お立ち寄りください。