【第3回】目の女性起業家ネットワークセミナーを、
8月10日(水)に開催しました。
上田市で活躍する女性起業家同士の対談企画、第三弾!
今回の対談者は、
田中美和さん (アトリエ ベール)
ファシリテーターは、藻谷ゆかりさん(いい紅茶ドットコム 代表)
テーマは、「アパレル・ファッション・インテリア」です。
43歳の時に出産を経験した渡邊さんは、
自身の体験があるからこそ、
子どもがいてもカムバックしやすい体制を整えているそうです。
子ども優先でいられる環境は、そのまま、介護をする主婦の方にも当てはまります。
仕事でのポジションを下げ、本人が責任を感じず過ごせるようにする工夫は、
時には従業員さんから反感を買ったといいます。
しかし、そこをどう対応できるのか、
長期的な目で見てキャリアを積んでいける体制は、
実は、みんながハッピーになれる仕組みだと渡邊さんは仰います。
現在も、次々に新しいビジネスを考え、立ち上げ、継続している裏には、
そんな心配りや、女性ならではのアイディアがあるのではないかと感じました。
カーテン屋だった家業を継ぐ、という形で起業の道を選んだのは、
有限会社ラジエル 代表取締役の滝澤さんです。
OLを辞めて入ったカーテンの縫製工場、
そして販売店舗の手伝いはとても楽しかったそうです。
どうやったらもっと良くなるか、昔から、考えて工夫をするのが好きという滝澤さん。
もともと、オーダーメイドは高い、という点に違和感を感じていたそうです。
そして、そんな時出かけた東京の勉強会で、
「ワンプライスのオーダーメイドカーテン」
という新しいジャンルに出会います。
これだ!というひらめきから、社長であるお父様を説得。
フランチャイズ契約を結び、事業を展開してきたというお話は、
聞いていて、とてもワクワクしました。
現在、苦労していることとしては、
工場でも店舗でも、女性の雇用や人の集まりづらさをあげてくださいました。
渡邊さん同様、働く人を大切にしている滝澤さん。
新しいシフトや求人のアイディアは、
やはり女性目線なうれしいポイントがたくさんあったように感じます。
3人目は、パタンナーという専門職の視点からお話をしてくださった田中さんです。
夢はファッションデザイナーだったという田中さんは、
短大を出た後、専門学校に入り直し、勉強をしてきたと言います。
パタンナーとは、デザイナーが書いたデザインを、型紙にし、形に起こす仕事です。
着心地や、人間の体のこと、細かな部分まで考えていくというお話は、
まさに職人、といった空気を感じました。
フリーランスとして活動し始めて6年ほど経つ現在、
ニューヨークと東京、そして上田を行き来しながら仕事をしているという田中さん。
海外に出て、CAD(PCソフト)で図面を引けるという日本人ならではの器用さは、
とても重宝されているといいます。
上田という地方に住んでいる点、不便はないのかとの問いには、
SNSやスカイプなど無料通信する手段が様々あるため、
特に問題ないと仰っていました。
「地方での自然を感じる生活、そしてその感性が、
より良い仕事につながるのではないか。」
「東京の人とは違う仕事ができるということを、
もっと表に出し、学生さんなど若い世代にも広げていきたい。」
「上田でも何か、できることが増えたらいいと思う。」
盛り上がった対談は、終わった後の交流の時間でもさらに話が広がり、
参加した方からも「たのしい時間でした」との感想を頂きました。
「ぜひ一緒に仕事を」という声も聞かれ、
今後上田でも何か始まりそうな、ワクワクがたくさん詰まった対談でした。
「対談場所の紹介」—————————————————————–
今回の対談場所は、「HanaLab.UNNO」さん。
ママたちの聖地。
水曜日から金曜日は、ママランチを提供しているようです。
予約をすれば、誰でも食べられます!
ぜひ、お立ち寄りください。