上田市創業支援プラットフォーム

《上田市》女性のための創業スクール 平日・週末コース(第二回)

レポート2016.09.20

テーマ:『ビジネスプランの作り方』

講 師:あがたグローバル税理士法人 小林藤子さん

日 程:8月20日(土)週末コース、8月31日(水)平日コース

 

ビジネスプランを作成するために、P1020396

現状把握をしてみましょう。

 

創業にあたって何を準備すべきか。何から手をつけていいかわからない。

そこで、準備度合がどれくらいすすんでいるのか、

創業チェックリストを使って、それぞれチェックをしました。

・創業しようとしている業界知識は豊富ですか?

・創業のためにいくら資金が必要か把握できていますか?

・家族や身近な人の理解が得られていますか?

・行おうとしている事業に許認可が必要か確認しましたか?

・ビジネスモデル(儲かる仕組み、1個あたりの販売金額、

利益率は?など)はイメージできていますか? など

 

その後、チェックリストに記載がある創業資金についての講義がありました。

 

創業するために必要な資金とは?

設備資金と運転資金があげられます。

店舗賃貸に係る保証金(敷金)3~4ヵ月分必要であるとか、

スタート後の運転資金として、3ヵ月分程度を準備しておく必要がある。

など知ることができました。

 

また、創業する際に、一番気になる資金調達に関して。

やはり自己資金をある程度もっている方が安心。

自己資金には、定期預金や財形、生命保険の契約者借入、

不要資産の売却代金などがあるので、知識として知っておく必要がありそうです。

あとは、金融機関からの借入なども考えてみることは大切とのことでした。

 

後半は、事業アイディアの出し方、見つけ方という内容でした。IMG_6561

自己分析をして、自分の商売のタネを探そうというのがテーマです。

 

なぜアイディアは必要なのか?

事業を継続させるために「差別化」が必要だからです。

 

お客様が数ある事業の中で何を選ぶのか、自分のところを選んでくれるのか。

事業アイディアは大きく分けて二つに分類できます。

一つ目は、今までなかったものを創り出す。

例えば、民泊。

今までは、泊まるのであれば、ホテルや旅館でした。

家を泊まってもらう場所として提供するという新しい発想。

リオオリンピックでは、民泊が8万件もあったそうです。

二つ目は、今あるものから違いを見つけて強調する。

最近では、グランピングが流行っています。

グランピングとは、ホテルで高級キャンプをすること。

キャンプといえば、テントを張って、火を起こすなどが醍醐味。

でも、ちょっと面倒くさいなぁ。そこで考え出されたのが、グランピング。

あらかじめテントやバーベキューの準備がしてあると楽にキャンプができる。

さらに、テントの中には寝袋ではなくベッドが備え付けてある高級キャンプ。

アイディアで付加できるものがあれば、他との違いを生み出すことができるということ。

 

また、アイディアの出し方として、下記3つの方法を教えて頂きました。

・お客様が求めるものから考える。

お客様は、Quality(品質)・Price(価格)・Service(サービス)で商品・サービスを選ぶ。

品質と価格が合っているかなど、検証する必要がある。

 

・ビジネスの流れから考える。

ビジネスには、バリューチェーンという流れがある。

その中で、自分が何ができるかを知り、

事業によって、あてはまる・あてはまらない場合を考える。

 

・今ある商品・サービスから考える。

何かを新しくすることでお客様に選ばれるために、

オズボーンの9チェックで検討する。

 

変化するものだけが生き延びる。事業も同じ。

時代とともに変えたり、お客さんをみて変化させていくことで、

差別化をはかり事業は継続していくのです。

 

次回は、マーケティングについてです。

事業継続のために、どのように市場を調査し、事業へ反映させていくのか。

また、レポートいたしますので、お楽しみに。

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