テーマ:ダイレクトマーケティングの新常識!はじめてのLINE@活用法
講師:合同会社キップル マーケティングプランナー 吉田 達矢
日程:8月1日
創業を考えている、またはすでに創業した女性が、経営者に求められるスキ
ルやノウハウを学ぶ「女性のための創業スクール」。2018年度の新講座「S
NSコース」では、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を使った実
践的なPRやカスタマーサービスを全6回のカリキュラムで学びます。
第2~6回の講師を務める吉田達矢さんは、30年以上大手企業などの広告制
作に携わり、現在はウェブを軸にマーケティングプランナーとして活躍され
ています。
今回は日常での使用頻度も高いSNS「LINE」のビジネス版、「LINE@」の基
礎知識と活用法。2018年1月時点で開設されたアカウントは220万件を越え、
これまでのダイレクトマーケティングの手法が大きく変化しているそうです。
[講義の概要]
1.LINE@について
2.LINE@の機能
3.始めてみようLINE@
[1.LINE@について]
個人やグループでメッセージをやり取りしたり、画像を共有できるスマート
フォンアプリ、LINE。個人同士のやりとりに限らず、よく利用するブランド
やショップと「友だち」になっていると、セール情報やクーポンが配信され
ますよね。普段使いのアプリだからこそ、ビジネスの情報発信にも効果があ
ると吉田さんは言います。
LINEのビジネス利用には、「公式アカウント」と「LINE@」の2種類があり
ます。
このうち無料で使い始めることができるLINE@は、飲食店や美容、アパレル
などのビジネスと相性がよく、アカウント開設数は急激に増加しているそう。
最大の特徴は、「友だち」に登録してくれたユーザーに一斉にメッセージや
画像を配信できること。従来のメールマガジンなどに比べて開封率が高いのが
ポイントです。
LINE@をビジネスに活用するには、以下のような段階があります。
①お客様に「友だち追加」してもらう
②メッセージ配信でお客様に行動のきっかけを作る
③来店(利用)→ファンになる→新規客を呼んでもらう、のサイクルを作る
LINE@のアカウントには「一般」と規定の審査に合格した「認証済」の2種
類があります。認証済アカウントではLINE内検索での表示に対応するなど、
幅広い機能を活用できるそう。作成した一般アカウントを認証申請するには、
LINE@アプリ、またはPC版の管理画面から操作します。
無料から始められるLINE@ですが、メッセージの配信数(無料のプランなら
月に1000通まで)や機能によって3段階の料金設定があります。友だちに登
録してくれたお客様の数、配信したい頻度などから適切にプランをセレクト
し、アプローチのチャンスを逃さないようにしましょう。
[2.LINE@の機能]
LINE@の主な機能は、以下の3つです。
・メッセージの配信(文章、画像、クーポン、アンケートや抽選、音声、動
画など)
・ホーム・タイムライン(他のSNS同様に情報を投稿)
・トーク(問い合わせや予約など、友だちに追加したユーザーとのメッセー
ジのやり取り)
一方的なPRではなく、メッセージを見る人に有益な情報を発信することで来
店・利用のきっかけを作るのが大切です。
[3.始めてみようLINE@]
LINE@を始めるには、まずアカウントを取得し、自分のビジネスに合わせた
初期設定を行います。
参考:LINE@公式サイト https://at.line.me/jp/
初期設定のポイントはWEB上でも多く紹介されていますので、こちらも参考
にしてみてください。
アカウントが取得できたら、自分のSNS(FacebookページやInstagram)、
ビジネスブログ、店頭などでLINE@の告知をし、「友だち」を集めます。
「友だち追加で〇〇サービス」など、何らかのインセンティブをつけるケー
スも多いそうです。
「友だち」になってくれたお客様には定期的な情報発信のほか、「1:1トー
ク」機能での問い合わせ、相談、予約などへの対応をしたり、スタンプカー
ドやクーポンを活用して来店・利用のきっかけを作ります。
従来は電話やメールへの対応、ダイレクトメールやチラシ、紙のショップカー
ドの作成と配布など、コストと手間をかけていた販促活動やカスタマーサー
ビスが、LINE@を使うことでスリム化できるそう。ビジネスを盛り上げるツー
ルとして上手に活用したいですね。
さて、次回はいよいよ創業スクール・SNSコースの最終回。
「SNSを使わない人にも響く!手書きチラシの作り方」です。
お楽しみに!
(office晴文堂 山本里つ子)