Interview女性創業者リレーインタビュー
Paysage(ペイサージュ) 山浦 牧 さん
~女性創業者リレーインタビューNo.15~
第15回目は山浦牧さん(Paysage(ペイサージュ))。
山浦さんは東御市在住。ご自宅で縫製工房を営まれています。入園・入学用品からオーダーメイド・服のお直しなど縫製業全般を承っております。裁縫教室も開催されているとのことです。
山浦さんは元々洋裁が好きで、お子さんの入園グッズを手作りしていました。お友達にも頼まれて作っているうちに、少しずつオーダーが増えていきました。そのうちお金を頂いて作るようになったことが創業のきっかけです。
創業されたのは12年前です。しばらくご自宅で作業をされていましたが、2年後に工房をオープンしてからは、そちらで作業をするようになりました。創業への熱い想いというのは特になく、「気付いたらいつの間にかここまで来ていたという感じです。好きなことだから続けていられたのだと思います。」とおっしゃっていました。
商品の価格設定は、材料費+かかった時間で計算しています。相場は色々なので価格設定は本当に難しく、「主婦の立場+地域柄」で設定しているとおっしゃっていました。入園関係のものは周りのお店に合わせた価格ですが、そこよりは良いものを作っていると自信を持って言えます。
現在の活動は工房での製作のみです。イベント出店等は行っておりません。
にも関わらず、オーダーの依頼は途切れることがないそうです。山浦さん曰く、「ママ友の力はスゴイ!」とのことです。
お客さまは東信地区と長野市が主です。その他に、Instagramからの注文が入ることもあるそうです。
創業をやめたいと思ったことは全くありません。自分のペースで仕事をできるというスタイルが本当に合っているのです。周りを気にせず常にマイペースで進めています。お仕事が「生活の一部」になっているので、やめるという発想にはならないのです。
創業後のご感想を伺ったところ、「工房を作ったことで、直接お客さまとやり取りできるようになったことがとても良かったです。自宅で作業をしていた時は電話とメールでのやり取りのみで、お客さまの雰囲気とか分からなかったことがちょっとストレスでした。今はお客さまと直接やり取りできるので、よりお客さまのニーズに合った作品を作ることができて嬉しいです」とおっしゃっていました。
そんな山浦さんのこれからの夢は「今のままマイペースで行けたらと思います。子どもが数年後に手が離れるので、その頃には土日営業をやりたいです。働くお母さんからの依頼が多いので、その方に仕事帰りに直接手渡しできるようにしたいですね。」
大好きな洋裁と子育てを無理なく両立できている山浦さん。まさに理想のパターンですね!ご自分のペースに合わせてお仕事を調節できるのは創業の大きな強みです。
最後に山浦さんからメッセージを頂きました。
「とにかく楽しんでやれることが一番!“これが”好きなんだ”ということが伝われば、自然とお客さまは付いてくると思います。」
山浦牧さん、ありがとうございました。