Interview女性創業者リレーインタビュー

010野々村奈緒美さん

フォトグラファー 野々村 奈緒美 さん

~女性創業者リレーインタビューNo.10~

第10回目は 野々村 奈緒美 (Nonomura Naomi)さん。野々村さんは、東京都出身、上田市在住のフォトグラファーです。写真のお仕事の他、「 信州おやこさんぽ」の代表や執筆活動など、多岐に渡りご活躍されております。

実は野々村さん、ちょっと異色の経歴の持ち主です。元々は保育士でした。子どもと関わる中で子ども向けの美術のことについて学びたいと思い、保育士をやめて美術大学に進みました。作品制作をしつつ、記録としてご自身を含めた様々な作品を撮影していましたが、その写真の評判が思いのほか良く、実際、コンテストで賞を獲得したこともありました。写真の魅力にハマっていくにつれて、写真展への出展や撮影依頼など、写真に関する仕事が徐々に増えていき、いつの間にかこの仕事が中心になっていったのです。写真を撮って生きていくということにはすごくこだわりがあり、お金になってもならなくても、死ぬまで写真は撮っていきたいそうです。他にも、子どもと関わっていきたい、旅行も行きたい、制作活動もやっていきたい、発信もしていきたいと、好きなこと・やりたいことが多すぎて色々掛け持ちしている状態です。

好きなこと・やりたいことにとことんお金をかけて気ままに自由に暮らしていきたいけれど、現実問題、働いていかないと生活はできません。好きなことの中で、お金を生めるものはきちんとお仕事として行わせて頂いているとのことです。保育士の仕事につきましては、上田市には「代替保育士」というシステムがあり、これが野々村さんのライフスタイルと相性が良かったので登録をさせて頂いているそうです。

創業をやめたいと思ったことは全く無く、例え仕事の依頼が無くなっても写真を撮ることはやめません。野々村さんにとって、写真はライフワークなのです。趣味と仕事の線引きが難しい職業ですが、大好きな写真をずっと撮り続けていきたいそうです。今のところお仕事を頂けているので本当にありがたいですとおっしゃっていました。
野々村さんにはこのくらいの収入があると心が安定するという「ライン」があり、好きなことのお金になることで、このラインを満たすようにしています。また、トータルで黒字になるよう常に心掛けているそうです。気持ちの面では、「去年の自分より今年の自分」でありたいと思っています。

それからもう1つ、プロ意識を持ち続けていること。この姿勢は創業前から変わりません。「プロフェッショナルとは何か?」を常に自分に問い続けていました。お客様の希望に沿える写真を撮れるかどうかがプロだと思うので、それ以上のものを撮れるように(プレゼントできるように)心掛けているそうです。これが結果的にリピーターや紹介に繋がっていきました。あまり広報活動はしませんでしたが、口コミで評判が広がっていったのでありがたいとおっしゃっていました。

取材でお話を伺った皆さまが口を揃えておっしゃるのが「口コミ」という言葉です。野々村さんにもそのポイントを伺ったところ、「頂いた依頼にベストを尽くすように努力する」とのことでした。ちなみに新規のお客さまへの心掛けは、「仕事が早く柔軟性があることです。女性カメラマンはまだ少なく、それでご指名を受けることも多いです。納品はなるべく遅らせないように。連絡はこまめにしています。特に金額を下げているわけではありませんし、お客様には柔軟に対応しています」とのことでした。
野々村さんに今のお気持ちを伺ったところ、「好きなことが仕事になって、お客様が喜んでくれてお金を頂けるのは嬉しいしやりがいがあります。もっといい写真を撮りたいという向上心は持ち続けていたいです。自分が成長できるのが嬉しいですし、縁あって仕事が繋がっていくのはモチベーションにもなっています」とおっしゃっていました。

時の流れに身を任せつつ志の高さを感じさせる野々村さん。これからの夢は「もっと県内での活動を広げていきたい!そのために、今後も多くのことを吸収して学んでいきたいです」
最後に野々村さんからメッセージを頂きました。

「様々な業種のフリーランスの方や創業者、そして企業の方などの「横」や「斜め」な繋がりはとても大切です。そのような繋がりはどこで出会えるのか?創業についての知識はどこで学ぶのか?上田市にはこちらの「上田市創業支援プラットフォーム」があります。私は上田市に越す前からフリーランスとして活動していましたが、未踏の地で一から活動していくことにとても大きな不安を感じていました。上田市に移住後、早い段階で「上田市創業支援プラットフォーム」に出会えたことはとても良かった!と感じています。創業のために何をすれば良いのか迷った際には「上田市創業支援プラットフォーム」にご連絡をオススメします!」
野々村奈緒美さん、ありがとうございました。