Interview女性創業者リレーインタビュー
CGアニメーター 加園 奈緒美 さん
~女性創業者リレーインタビューNo.4~
第4回目は 加園奈緒美 さん。加園さんは埼玉県出身、上田市在住のCGアニメーターです。この間まで放映されていたNHKの朝ドラ「なつぞら」のなっちゃん(奥原なつ)と同じ職業ですね。
加園さんはもともとCGの仕事(3Dのアニメーションを作る仕事)をされていました。7年前上田市に移住してきましたが、特殊な仕事のためか、なかなか仕事が見つかりませんでした。そのため、以前勤めていた会社から仕事を委託されて、在宅ワークという形で働いていました。出産後は体調やお子さんの状況に応じて仕事をお休みしたり再開したりを繰り返していました。お子さんが保育園に入園したタイミングで、少しずつですが、本格的に仕事を再開していきました。
実は一時期、掛け持ちで他の仕事をしていたことがありました。その仕事のホームページやチラシを作っていた時はとても楽しく、気が付いたら夢中になっていたそうです。そして改めて気付かされたのです。「私はCGが好きなんだ」と。
自宅で1人で仕事しているため人と会う機会が減り、しんどくなって何度もくじけそうになったことがあります。そんな時は、1つ仕事が終わったタイミングでリフレッシュ期間を作って上手く乗り越えていたそうです。
加園さんにお仕事はどうやって頂いているのか伺ったところ、この仕事は基本受託業務のため、以前の会社でお付き合いがあった方々に挨拶メールを送ったり、Facebookで「お仕事下さい宣言」をしたり、実家(埼玉県)に帰省した際、以前勤めていた東京の会社や取引先へ挨拶に出向いたりしていたとおっしゃっていました。とにかく地道な活動が大事なのです。
このように開拓者精神で自分の道を切り開いてきた加園さんですが、まだ仕事を選べるほどの実績はないので、その辺の兼ね合いが難しいとおっしゃっていました。
そんな加園さんの夢は「仕事をしたい時に仕事をできる状態に数年かけてもっていきたい。お客さまに指名して頂けるCGアニメーターになり、お客さまとの信頼関係をもっと築けるようになりたい。デザイン・イラストの仕事をやったりして仕事の幅を広げていきたい」
まさに“Boys, be ambitious.(少年よ大志を抱け)”ですね。
最後に加園さんからメッセージを頂きました。
「とにかく好きなこと・夢中になれることをやっていくのが一番の近道です。成功できるかどうかは分からないが、続けることが財産になるし、続けることで仕事の幅も広がります。苦しいことも乗り越えられるくらい好きなことをやって下さい」
加園奈緒美さん、ありがとうございました。